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コラム詳細

窓の防音対策|内窓で騒音は何dB下がる?動画・実測値で効果を解説

コラム

2026.07.23

窓の防音対策

窓断熱研究所は住まい改善の専門チームです。お客様ごとの状況に合わせて、最適な窓リフォームのご提案を行います。

窓断熱研究所の3つの約束

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執筆者

窓断熱研究所 編集部

窓断熱・結露対策・防音対策など、住まいの改善に関する情報を発信しています。 断熱・結露・防音・補助金など相談の多いテーマを、現地調査と施工で得た知見をもとに分かりやすく整理し、制度や製品仕様の更新時は内容を見直して順次アップデートしています。

防音対策は、「外の音がうるさい」という感覚だけで選ぶと失敗しやすいです。車の走行音、電車の音、隣地の工事音、人の話し声、犬の鳴き声、ピアノやペットの音漏れでは、音の大きさも必要な対策も変わります。この記事では、騒音別のdB目安と、施工事例で確認した内窓設置前後の実測値をもとに、内窓・防音ガラス・外窓交換・防音カーテンの選び方を解説します。

このコラムで分かること

  • 窓から騒音が入りやすい理由
  • 車・電車・工事音・話し声などのdB目安
  • 内窓設置前後の動画・デシベル画像の見方
  • 窓断熱研究所の施工事例で確認した防音効果
  • 自分の騒音悩みに近いケースの見分け方
  • 内窓・防音ガラス・外窓交換の選び方
  • 防音カーテン・防音シートを使うときの考え方
  • 賃貸・マンションでできる防音対策

目次

窓の防音対策は騒音の種類から考える

窓の防音対策では、まず「どの音に悩んでいるのか」を整理します。車の音、電車の音、隣地の工事音、人の話し声、犬の鳴き声、ピアノやペットの音漏れでは、音の大きさも、聞こえ方も、対策の優先順位も変わります。

騒音の原因別の対策全体は、外の音がうるさい原因と防音対策で確認できます。

東京都環境局の生活騒音データでは、人の話し声は約50〜61dB、車のアイドリングは約63〜75dB、ピアノは約80〜90dB、犬の鳴き声は約90〜100dBとされています。同じ「うるさい」でも、音源によってデシベルは大きく違います。

騒音の悩み音の例dB目安向いている窓の防音対策
道路の音が気になる車・バイク・アイドリング約63〜75dB内窓、防音ガラス、外窓交換
電車や踏切の音が気になる電車の走行音、踏切音約80dB前後内窓、厚みのあるガラス
隣地の工事音が気になる建築工事、解体、重機現場条件で変動内窓、防音ガラス、外窓交換
人の声が聞こえる通行人、隣家、共用廊下約50〜61dB内窓、隙間対策、防音カーテン併用
犬の鳴き声が気になる近隣の犬、ペット約90〜100dB内窓、防音合わせガラス
室内の音漏れを抑えたいピアノ、テレビ、子どもの声約57〜90dB内窓、防音ガラス

このコラムでは、一般的な騒音のdB目安と、実際の施工事例で測定した数値を分けて紹介します。そうすることで、読者が「自宅の騒音はこのケースに近い」と判断しやすくなります。

窓から音が入りやすい理由

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住まいの中で、窓は音が出入りしやすい場所です。壁には厚みがあり、断熱材や下地材も入っています。一方で、古い住宅では薄い単板ガラスや気密性の低いアルミサッシが使われていることがあります。

外の音は、ガラス面だけでなく、サッシのレール、戸先、召し合わせ、パッキン、換気口からも入ります。特に引き違い窓は、構造上、レールや中央の合わせ部分にすき間ができやすく、車の走行音や話し声が室内に届きやすいことがあります。

窓の防音を検討したいのは、次のような家です。

  • 古いアルミサッシを使っている
  • 単板ガラスのまま使っている
  • 窓を閉めても車や人の声が聞こえる
  • レールやサッシ枠にすき間がある
  • 引き違い窓の中央から音が入る
  • 共用廊下側や道路側の部屋がうるさい
  • 寝室やリビングで外の音が気になる
  • 室内のピアノやペットの音漏れも気になる

窓の防音対策では、ガラスの種類だけでなく、サッシの気密性、内窓の設置、換気口、部屋の使い方まで合わせて考えることが大切です。

防音目的の内窓でも、対象仕様なら補助金を活用できます

うるさい部屋

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5.2万円

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外からの騒音を減らすために内窓を検討している場合、断熱性能などの条件を満たす製品なら補助対象になるケースがあります。防音性能と自己負担額をまとめて比較できます。

※補助額は一例です。窓サイズ・性能・設置条件等によって変わります。

内窓で防音効果が出る仕組み

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内窓は、今ある窓の内側にもう1枚窓を取り付ける方法です。既存窓と内窓の間に空気層ができ、さらに室内側にもう一つの窓が加わることで、音が室内へ伝わりにくくなります。

YKK APのウチリモ内窓では、外からの音を15dB低減できるデータが紹介されています。YKK APは、人の耳は10dB下がると音が約半分に減ったように感じると説明しています。

LIXILのインプラスでも、既存窓と内窓の間にできる空気層が、外からの音が室内に入ることや、室内で発生した音が近隣に漏れることを抑える防音壁の役割を果たします。防音効果を高めるには、ガラスを厚くすること、既存窓と内窓のガラス厚を変えること、既存窓と内窓の距離を大きくすることが有効です。

防音で見るポイント意味
窓を二重にする音が通る経路を増やしにくくする
空気層をつくる音の伝わり方をやわらげる
気密性を高めるすき間から入る音を抑えやすくする
ガラス厚を変える音の伝わり方を分散しやすくする
防音ガラスを選ぶ騒音の種類に合わせて性能を高めやすい

つまり、内窓は「ガラスを増やす」だけではなく、空気層と気密性によって防音効果を高めるリフォームです。

施工事例の動画・dB測定値で見る防音効果

窓断熱研究所の施工事例では、窓リフォーム前後にスマートフォンアプリで簡易的な騒音測定を行っています。絶対的な性能保証ではありませんが、同じ場所で「窓を開けた状態」「既存窓を閉めた状態」「内窓や窓リフォーム後」を比較すると、防音効果をイメージしやすくなります。

施工事例では、窓を開けた状態で約78.0dB、窓を1枚閉めた状態で約65.9dB、窓を2枚閉めた状態で約46.1dBでした。窓を閉めるごとに、室内へ入る音が抑えられていく様子を確認できます。

測定状態参考値体感のイメージ
窓を開けた状態約78.0dB外の音が入り、会話やテレビの邪魔になりやすい
窓を1枚閉めた状態約65.9dB一定の音は下がるが、まだ外の音を感じやすい
窓を2枚閉めた状態約46.1dB室内がかなり静かに感じやすい

別の施工事例では、窓を開けた状態で約74.8dB、施工前の単板ガラス・アルミサッシを閉めた状態で約60.5dB、施工後に窓を閉めた状態で約51.3dBでした。施工前に窓を閉めた状態と比べても、約9.2dBの差が確認されています。

測定状態参考値
窓を開けた状態約74.8dB基準
施工前の単板ガラス・アルミサッシを閉めた状態約60.5dB約14.3dB低下
施工後に窓を閉めた状態約51.3dB施工前閉鎖時から約9.2dB低下

騒音別に見る窓の防音対策

窓の防音対策は、音の種類によっておすすめの方法が変わります。ここでは、よくある騒音ごとに、内窓・防音ガラス・外窓交換の考え方を整理します。

騒音の悩みよくある場所おすすめの窓防音
車・バイクの走行音道路沿いのリビング・寝室内窓+厚みのあるガラス
電車・踏切の音線路沿いの部屋内窓+防音ガラス
隣地の工事音隣家側・敷地境界側の窓内窓+気密性の改善
話し声・子どもの声道路側・共用廊下側内窓+隙間の少ない納まり
犬の鳴き声隣家側・庭側内窓+防音ガラス
ピアノ・テレビ・ペットの音漏れリビング・子ども部屋内窓+防音ガラス
店舗・駐車場の音店舗隣接・駐車場側内窓または外窓交換

隣地の工事音が気になる場合は、まず音が入ってくる窓を特定します。寝室なのか、リビングの掃き出し窓なのか、共用廊下側の小窓なのかで、選ぶ防音対策は変わります。

道路沿いの車の音やバイク音では、夜間に寝室へ入る音を抑えたいケースが多いです。この場合は、内窓で窓を二重にし、ガラス厚や防音ガラスを組み合わせると、静かな室内環境に近づけやすくなります。

内窓のガラス選びで防音効果は変わる

内窓の防音効果を高めるには、ガラス選びが重要です。LIXILは、インプラスの防音対策として、ガラスを厚くするほど防音効果が高まること、既存窓とインプラスのガラス厚が異なると効果が高まること、既存窓とインプラスの距離を大きくするほど防音効果が高まることを説明しています。

防音を重視する場合のガラス選びは、次のように考えます。

ガラスの種類防音での考え方
厚みのある単板ガラス音を通しにくくしたい場合に候補
ガラス厚の異なる複層ガラス音の伝わり方を分散しやすい
防音合わせガラス幅広い音域の防音を重視する場合に候補
安全合わせ複層ガラス防音・断熱・防犯をまとめて見たい場合に候補
Low-E複層ガラス断熱や遮熱も重視したい場合に候補

LIXILのインプラスには、防音合わせガラスの設定についても案内があります。防音合わせガラスは、広い音域帯で防音性能を発揮しやすい仕様として紹介されています。

外の騒音を抑えたいのか、室内の音漏れを減らしたいのかによって、選ぶガラスは変わります。道路沿いの寝室、電車の音が気になる部屋、ピアノやペットの音がある部屋では、ガラス厚や防音ガラスを含めて検討すると効果を感じやすくなります。

防音カーテン・防音シートは補助対策として使う

防音カーテンや防音シートは、手軽に始めやすい対策です。賃貸やすぐに工事ができない家では、まず音の響きをやわらげる補助対策として使えます。

ただし、窓から入る音をしっかり抑えたい場合は、内窓や防音ガラスと組み合わせる方が効果を感じやすくなります。防音カーテンは室内側の反響をやわらげる補助、防音シートはガラス面への簡易対策、内窓は窓全体の防音性を高める本格対策と考えると分かりやすいです。

方法役割
防音カーテン室内の音の響きや反射をやわらげる
防音シートガラス面の簡易対策
隙間テープ小さなすき間の補助対策
内窓窓を二重にして防音性を高める
外窓交換古いサッシごと防音・断熱を見直す

防音カーテンや防音シートを使う場合でも、寝室やリビングなど長時間過ごす部屋では、最終的に内窓や外窓交換を比較すると、静かさだけでなく断熱・結露・省エネにもつながります。

内窓・ガラス交換・外窓交換の違い

窓の防音対策には、内窓、ガラス交換、外窓交換があります。それぞれ解決できる範囲が違います。

方法内容向いているケース
内窓今ある窓の内側にもう1枚設置防音・断熱・結露をまとめて改善したい
ガラス交換今のサッシを残してガラスだけ交換サッシは使えるがガラス性能を上げたい
外窓交換古いサッシごと交換すきま風・開閉不良・劣化も改善したい
防音カーテン室内側に設置まず手軽に音の響きをやわらげたい
隙間テープサッシまわりに貼る小さなすき間を補助的に対策したい

既存サッシがまだ使える場合は、内窓が有効です。窓が二重になり、空気層ができ、気密性も上がるため、外からの音を抑えやすくなります。

サッシ自体が古い場合は、外窓交換も候補になります。開閉が重い、鍵がかかりにくい、レールや戸車が劣化している場合は、窓そのものを交換することで、防音だけでなく使い勝手も改善できます。

賃貸・マンションでできる窓の防音対策

賃貸やマンションでは、窓やサッシが共用部分にあたる場合があり、自由に交換できないことがあります。その場合は、原状回復しやすい方法や、管理規約に合う内窓を検討します。

賃貸で始めやすい対策は次の通りです。

  • 防音カーテンを使う
  • 隙間テープを貼る
  • 防音シートを試す
  • ベッドやデスクを窓際から離す
  • 家具や厚手のカーテンで室内の反響を抑える
  • 管理会社に内窓設置の可否を相談する

マンションでは、外窓交換が難しい場合でも、室内側に内窓を設置できるケースがあります。ウチリモ内窓のように室内側へ取り付ける商品は、マンションの防音対策として検討しやすい方法です。

共用廊下側の部屋、道路側の寝室、線路沿いのマンションでは、内窓を入れることで、外からの音を抑えながら断熱性も高められます。

窓の防音リフォームを相談する前に確認すること

窓の防音リフォームでは、現地調査の前に「どの音を、どの部屋で、どの時間帯に感じるのか」を整理しておくと、提案が具体的になります。

相談前に確認したい項目は次の通りです。

確認項目見るポイント
騒音の種類車、電車、工事、話し声、犬、楽器など
音が気になる部屋寝室、リビング、子ども部屋、仕事部屋
時間帯朝、昼、夜、深夜、工事時間帯
窓の種類引き違い窓、掃き出し窓、腰高窓、小窓
既存サッシ単板ガラス、アルミサッシ、古いレール
希望外の音を減らしたい、室内の音漏れを抑えたい
動画・測定スマホで騒音動画やdB画像を残しておく

隣地の工事音や道路の車の音で悩んでいる場合は、音が大きい時間帯の動画を撮っておくと、現地調査時に説明しやすくなります。施工前後でdBを比較すると、リフォーム後の違いも体感しやすくなります。

窓の防音に関してのよくある質問

窓の防音対策で一番おすすめは何ですか?

既存窓の状態が悪くなければ、内窓がおすすめです。今ある窓の内側にもう1枚窓を付けることで、空気層ができ、気密性も高まるため、車の音、電車の音、話し声、犬の鳴き声などを抑えやすくなります。

内窓を付けると騒音は何dB下がりますか?

YKK APのウチリモ内窓では、外からの音を15dB低減するとされています。窓断熱研究所の施工事例では、窓を2枚閉めた状態で約46.1dBまで下がった例や、施工前後で約9.2dBの差を確認した例があります。数値は現場条件で変わるため、施工事例の参考値として見ると分かりやすいです。

工事音がうるさい場合も内窓は効果がありますか?

隣地の工事音が気になる部屋でも、内窓は窓から入る音を抑える防音対策になります。特に寝室やリビングなど、長時間過ごす部屋では、内窓で窓の気密性を高めることで、室内で感じる音の負担を軽くしやすくなります。

防音カーテンと内窓はどちらがよいですか?

手軽に始めるなら防音カーテン、本格的に窓の防音性を高めたいなら内窓です。防音カーテンは室内の反響をやわらげる補助対策、内窓は窓を二重にして外から入る音を抑えやすくする対策です。

複層ガラスにすれば防音効果は上がりますか?

複層ガラスは断熱に有効ですが、防音はガラス構成によって変わります。防音を重視するなら、ガラスの厚み、既存窓と内窓の距離、防音ガラスなどを含めて選ぶことが大切です。LIXILも、インプラスではガラス厚や既存窓との距離が防音効果に関わると説明しています。

室内のピアノやペットの音漏れにも内窓は使えますか?

使えます。内窓は、外から入る音だけでなく、室内で発生した音が外へ漏れるのを抑える防音対策にもなります。ピアノ、テレビ、ペットの鳴き声、子どもの声が気になる部屋では、内窓と防音ガラスを組み合わせると効果を感じやすくなります。

窓の防音対策は動画・dB・施工事例で選ぶ

窓の防音対策では、まず自分が困っている音を整理します。車の音、電車の音、隣地の工事音、人の話し声、犬の鳴き声、ピアノやペットの音漏れでは、必要な対策が変わります。一般的な騒音のdB目安と、施工事例の実測値を並べると、自宅の悩みに近いケースを判断しやすくなります。

内窓は、窓を二重にして空気層をつくり、気密性を高めることで防音効果を発揮します。窓断熱研究所の施工事例でも、窓を開けた状態、既存窓を閉めた状態、施工後の状態でdBの差を確認できました。動画やデシベル画像を見ながら比較すると、内窓による防音効果をより具体的にイメージできます。

騒音に悩んでいる方は、防音カーテンや防音シートだけで判断せず、内窓、防音ガラス、外窓交換まで含めて比較しましょう。窓の状態と音の種類に合わせて防音対策を選ぶことで、会話しやすいリビング、眠りやすい寝室、仕事に集中しやすい部屋に近づけられます。

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