窓シャッターの値段は、手動か電動か、腰高窓か掃き出し窓かによって変わります。窓シャッターを正しく比べるには、本体価格だけでなく、施工費、電気工事、足場、撤去費まで見ることが大切です。このコラムでは、窓シャッターの後付け・交換にかかる値段を整理し、値段が上がる条件と、予算に合う選び方を解説します。
※価格情報は2026年8月4日時点で確認できるメーカー公表価格と費用相場を基にしています。
窓シャッターの値段はいくら?手動・電動・後付けの費用相場
2026.08.04
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このコラムで分かること
- 窓シャッターを後付けするときの値段と費用相場
- 手動シャッターと電動シャッターの値段の違い
- 腰高窓と掃き出し窓で価格が変わる理由
- 後付け・修理・交換で工事費が変わるポイント
- 電気工事、足場、撤去処分などの追加費用
- LIXIL・YKK APの窓シャッターの特徴
- 値段だけで失敗しない窓シャッターの選び方
目次
窓シャッターの値段は手動10万~21万円、電動19万~35万円が目安
住宅の窓シャッターを後付けする費用相場は、手動タイプが1か所10万~21万円、電動タイプが19万~35万円です。これは商品代と一般的な取り付け費用を含む目安で、窓のサイズや外壁の状態によって変動します。
掃き出し窓の具体例も見てみましょう。YKK APが現在公開している幅168cm×高さ208cmのテラス窓への参考価格は、手動シャッターが約17万~21万円、リモコン式の電動シャッターが約30万~35万円です。通風・採光と高い耐風性能を備えた電動タイプでは、約42万~50万円が示されています。
| 窓シャッターの種類 | 後付け費用の目安 | 向いている窓 |
|---|---|---|
| 手動シャッター | 10万~21万円前後 | 開閉回数が少ない腰高窓、予算を抑えたい窓 |
| 電動シャッター | 19万~35万円前後 | 毎日使う掃き出し窓、大きく重い窓シャッター |
| 電動・採風・高耐風タイプ | 42万~50万円前後の例 | 通風や耐風性能まで重視する掃き出し窓 |
YKK APの参考価格には、現地調査、配送、施工、取付諸経費、消費税などが含まれています。ただし、この価格帯は2020年の実勢価格調査と2024年2月時点の公表価格を基にした一例です。現在の正式な値段は、商品仕様、施工店、住宅の状態によって変わります。
窓シャッターの値段を見るときに注意したいのが、「商品価格」と「工事込み価格」の違いです。
LIXILのリフォームシャッターは、メーカー公表の本体価格が手動11万4,600円から、電動20万2,800円からです。ただし、消費税、組立代、取り付け費、運賃は含まれていません。安く見える窓シャッターでも、表示されている値段の範囲が違えば、そのまま比較はできません。
本体だけの価格なのか、工事を終えた後の総額なのか。まずはここをそろえて比べる必要があります。
手動シャッターの値段は抑えやすい
手動シャッターはモーターや電源を使わないため、窓シャッターの値段を抑えやすいタイプです。構造が比較的シンプルで、停電時でも通常どおり開閉できます。
寝室の腰高窓や、台風が近づいたときだけ閉める窓であれば、手動でも大きな負担にならないことがあります。すべての窓へ電動を付けるより、使用頻度の低い場所を手動にすると、住宅全体の費用を調整しやすくなります。
一方、毎朝と毎晩に開閉するリビングの掃き出し窓では、値段の安さだけで手動を選ばない方がよい場合もあります。幅の広い窓シャッターは面材が大きく、かがんで持ち上げる動作も必要です。数年後に開閉が面倒になり、閉めなくなってしまえば、台風対策や防犯対策に生かせません。
LIXILの手動タイプには操作ひもが標準装備されており、高い位置にあるシャッターを降ろしやすい仕様です。それでも、毎日使う窓か、必要なときだけ使う窓かによって、手動シャッターの値段に対する評価は変わります。
手動の主なメリットは価格を抑えやすいことです。反対に、開閉のたびに窓を開ける必要があり、大きな掃き出し窓では操作を負担に感じやすい点がデメリットになります。
電動シャッターの値段には操作性の価値も含まれる
電動シャッターの値段は手動より高くなります。モーター、制御装置、リモコンなどの商品価格に加え、電源や配線の工事が必要になるためです。
ただし、掃き出し窓を毎日開閉する家庭では、電動の使いやすさを実感しやすくなります。窓を開けずに室内から操作できるため、雨、強風、暑さ、寒さの影響を受けにくく、大きな窓シャッターもボタンで動かせます。
LIXILの電動リフォームシャッターは、リモコンに加えて専用アプリからの操作にも対応しています。また、室内コンセントへACアダプタを差し込む仕様もあり、設置条件が合えば、有資格者による電気工事を行わずに取り付けられます。
電動シャッターの値段を比較するときは、次の内容まで見ておくと判断しやすくなります。
- 電源工事と配線工事が見積もりに含まれているか
- リモコン、壁スイッチ、スマートフォン操作のどれに対応するか
- 停電時に手動で開閉できるか
- 採風、採光、耐風などの機能を付けるか
- 保証と修理対応をどこへ依頼するか
手動より値段が高くても、毎日使う掃き出し窓であれば、開閉の負担を減らせる電動タイプが向いています。反対に、ほとんど開閉しない腰高窓まで電動にする必要はありません。
リビングは電動、寝室は手動というように窓ごとに選べば、費用と利便性のバランスを取りやすくなります。
腰高窓と掃き出し窓で窓シャッターの値段が変わる理由
窓シャッターは、幅と高さが大きくなるほど値段も上がります。スラットと呼ばれる面材、ガイドレール、シャッターボックスが大きくなり、商品重量や施工量も増えるためです。
腰高窓は掃き出し窓より高さが低く、一般には窓シャッターの価格を抑えやすくなります。ただし、窓の横幅が広い、窓上にボックスを取り付けるスペースが少ない、外壁の下地補強が必要といった条件があれば、腰高窓でも追加費用が発生します。
掃き出し窓は人が出入りできる高さがあり、リビングで毎日使うことも多い窓です。YKK APが公開している幅168cm×高さ208cmの例では、手動で約17万~21万円、電動で約30万~35万円となっています。
「腰高窓だから安い」「掃き出し窓だからこの値段」と、窓の種類だけで予算を決めることはできません。正式な見積もりでは、窓の幅・高さに加え、窓上と左右の取付スペース、外壁、雨樋、配管、ひさしとの位置関係まで確認します。
後付けと交換では窓シャッターの費用内訳が違う
シャッターが付いていない窓へ新しく設置する後付け工事では、ボックス、スラット、ガイドレール、固定部材を一式取り付けます。昨今は、外壁を大きく壊さず、今あるサッシの外側へ設置できるリフォーム商品が中心です。
YKK APのマドリモ シャッター・雨戸は、壁の上から取り付ける工法で、標準的な条件では1窓約2時間と案内されています。窓の上や横に十分な余裕がない場合、窓下が土間やデッキの場合にも対応できる納まりがあります。
既存品の交換では、どの部分を残せるかで値段が変わります。スラットだけ交換できるケースもあれば、ガイドレールやボックス、電動モーターまで一式取り替えるケースもあります。
YKK AP製で2000年以降の対象商品であれば、既存枠を残してスラットを交換したり、手動から電動へ変更したりできる場合があります。使える枠を残せれば、外壁を壊す範囲と交換費用を抑えやすくなります。
開閉が重い、途中で止まる、異音が出るといった症状があっても、必ず窓シャッター全体の交換が必要とは限りません。部品調整で直るのか、一部交換が適切なのか、一式交換した方が長く使えるのかを現地で判断します。
修理を何度も繰り返している古い窓シャッターでは、修理費の合計が交換費用へ近づくこともあります。修理と交換の値段を同じ見積もりで比べると、今後の費用まで考えやすくなります。
窓シャッターの値段に追加される工事費
窓シャッターの見積もりは、本体と標準施工費だけで決まりません。現場によっては、次の費用が加わります。
電気工事・配線工事
電動シャッターで使用できる電源が窓の近くにない場合は、電源の新設や配線工事が必要です。
分電盤から配線するのか、近くの電源から分岐するのか、配線を露出させるのか壁内へ通すのかによって値段が変わります。YKK APも、近くに電源がない場合は電気配線工事費が加わると案内しています。
2階・高所の足場
バルコニーから安全に作業できない2階窓では、足場や高所作業車が必要になります。
窓シャッター1か所だけの取り付けでも、足場が加わると総額は大きく変わります。外壁塗装や屋根工事を予定しているなら、同じ足場を使える時期に施工すると費用をまとめやすくなります。
下地補強・外壁まわりの調整
シャッターボックスとガイドレールは、住宅の外壁へ確実に固定します。下地が不足している場合は補強が必要です。
雨樋、エアコン配管、ひさし、面格子が干渉する場合も、移設や専用部材の費用が加わります。窓の上や横が狭い住宅では、対応できる商品や納まりが限られることもあります。
既存の雨戸・シャッターの撤去処分
雨戸から窓シャッターへ交換する場合や、古いシャッターを一式交換する場合は、撤去、運搬、処分の費用がかかります。
戸袋を残すのか撤去するのかでも工事内容が変わるため、見積書で範囲を確認しておきたい項目です。
防火仕様・高機能タイプ
建物の地域や窓の位置によっては、防火設備として使用できる商品が必要です。
また、採風、採光、高耐風、スマートフォン連携などを付ければ、標準タイプより値段は高くなります。台風が多い地域や風の強い立地では、安い標準タイプだけで決めず、必要な耐風性能も確認します。
LIXILとYKK APの窓シャッターを値段だけで比べない

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LIXILのリフォームシャッターとYKK APのマドリモ シャッターは、どちらも今ある窓へ後付けできる代表的な商品です。
LIXILは、手動、電動、採風、耐風などのタイプがあり、電動ではスマートフォン操作やACアダプタ仕様も選べます。メーカー公表の本体価格は手動11万4,600円から、電動20万2,800円からですが、取り付け費などは別です。
YKK APは、手動、リモコン、高耐風、採風・採光タイプを用意し、狭い取付スペースや雨戸付き窓にも対応できる納まりがあります。幅168cm×高さ208cmの掃き出し窓へ設置した工事込み参考価格は、手動約17万~21万円、電動約30万~35万円です。
| 比較項目 | LIXIL リフォームシャッター | YKK AP マドリモ シャッター |
|---|---|---|
| 価格表示 | 本体価格の開始額 | 工事を含む参考価格例 |
| 操作方法 | 手動・電動・スマートフォン | 手動・リモコン |
| 電源 | AC100V、ACアダプタ仕様など | 商品・現場条件に合わせて施工 |
| 特徴 | 電動化しやすい選択肢、採風・耐風タイプ | 多様な納まり、取替用シャッター |
| 値段の確認方法 | 本体と工事費を合算 | 現場条件に合わせて正式見積もり |
同じ窓サイズ、同じ操作方法、同じ工事範囲にそろえなければ、メーカー間の価格差は分かりません。
カタログの数字だけで安い商品を探すより、自宅へ取り付けた場合の総額と、毎日の使い方を比べる方が失敗を避けられます。
値段を抑えながら使いやすい窓シャッターを選ぶ方法
窓シャッターの費用を抑えるには、単純に最も安い商品を選ぶのではなく、設置場所ごとに必要な機能を決めます。
リビングの掃き出し窓は毎日使うため電動、寝室の腰高窓は台風時だけ閉めるため手動。このように使い分ければ、住宅全体の値段を抑えながら、開閉の負担も減らせます。
2階の窓は、足場を組む外壁塗装や屋根工事と同時に施工すると効率的です。複数の窓シャッターを同じ日に取り付ければ、配送や現場管理などの諸経費をまとめられることもあります。
見積もりでは、次の項目を同じ条件で比べます。
- 窓シャッター本体とオプション
- 取り付け費と下地部材
- 電源・配線工事
- 足場または高所作業
- 既存品の撤去処分
- 外壁やコーキングの補修
- 運搬費、諸経費、消費税
- 保証と修理窓口
「窓シャッター一式」とだけ書かれた見積もりでは、値段の違いが何によるものか分かりません。安いか高いかを判断する前に、必要な工事がすべて含まれているかを見ておくことが大切です。
通販サイトでは、本体だけの値段が安く表示されていることがあります。しかし、採寸、下地確認、防水処理、電気工事まで自分で手配すれば、結果として費用が高くなる場合もあります。
DIYでの取り付けは、外壁への固定や防水を誤ると、脱落や雨漏りにつながります。窓シャッターは商品を買って終わりではなく、住宅へ安全に固定して初めて機能する設備です。
窓シャッターの補助金は単独工事では期待しにくい
先進的窓リノベ2026事業の対象は、登録された断熱ガラス、内窓、外窓、ドアなどを使う工事です。公式の対象工事に窓シャッター単独の設置は掲載されていないため、シャッターだけの工事で同事業を利用することは想定されていません。
ただし、内窓や外窓交換と窓シャッターを同時に行う場合、性能要件を満たす断熱窓の部分は補助金の対象になる可能性があります。
補助金を使う前提で窓シャッターの値段を考えるのではなく、対象になる断熱工事と、自己負担になる窓シャッターを分けて見積もる必要があります。
台風・防犯目的の記事とは値段の判断軸が異なる
窓シャッターを設置する目的には、台風の飛来物対策、防犯、遮光、毎日の安心感などがあります。
ただし、本記事の中心は性能の優劣ではなく、手動・電動、サイズ、後付け・交換によって窓シャッターの値段がどう変わるかです。
台風への備えは既存の「窓の台風対策」で、シャッター、雨戸、合わせガラス、窓交換の違いを扱っています。防犯については「窓の防犯対策」で、侵入されやすい窓と対策の優先順位を解説しています。
費用記事では、目的に合う最低限の機能を決めたうえで、値段と工事範囲を比較します。
台風が多い地域であれば耐風性能、人目につきにくい1階窓なら防犯と開閉のしやすさ、毎日使う掃き出し窓なら電動の操作性を優先すると、必要以上に高い商品を選ばずに済みます。
ガレージシャッターの値段とは比較できない
ガレージシャッターは、車が出入りする大きな開口部へ設置する商品です。住宅の腰高窓や掃き出し窓へ取り付ける窓シャッターとは、サイズ、重量、モーター、下地、施工方法が異なります。
検索結果には窓シャッターとガレージシャッターの値段が一緒に表示されることがありますが、同じ相場では比べられません。
窓断熱研究所で本記事の対象とするのは、住宅の窓へ取り付ける手動・電動の窓シャッターです。ガレージや倉庫の大型シャッターは、専用の商品と施工体制が必要になります。

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窓シャッターの値段に関するよくある質問
窓シャッターを1か所後付けする値段はいくらですか?
一般的な相場は、手動シャッターが10万~21万円、電動シャッターが19万~35万円です。窓のサイズ、電気工事、足場、外壁の状態によって総額は変わります。
掃き出し窓の窓シャッターはいくらですか?
YKK APが公開している幅168cm×高さ208cmの参考価格は、手動が約17万~21万円、電動が約30万~35万円です。採風・高耐風タイプでは約42万~50万円の例があります。
腰高窓なら窓シャッターの値段は安くなりますか?
掃き出し窓より小さいため、値段は低くなりやすい傾向があります。ただし、横幅、取付スペース、外壁の下地、足場の有無で費用が変わるため、窓の高さだけでは決まりません。
手動シャッターから電動へ交換できますか?
既存商品のメーカー、製造時期、枠の状態によって対応できます。YKK AP製の2000年以降の対象商品では、既存枠を利用してスラット交換や電動化ができる場合があります。
通販やDIYなら安く取り付けられますか?
通販では本体だけの値段が安く見えることがありますが、採寸、外壁への固定、防水、電源工事まで必要です。
寸法や下地を誤ると取り付けられないため、住宅の窓シャッターは現地調査と施工を含めて依頼する方が確実です。
修理と交換のどちらが安いですか?
部品調整や一部交換で直るなら、修理の方が費用を抑えられます。
複数の部品が劣化している場合や、古い電動シャッターで部品供給が終わっている場合は、一式交換した方が今後の修理費を抑えられることがあります。
修理費と交換費を同じ現地調査で比較すると、判断しやすくなります。
まとめ|窓シャッターの値段は工事後の総額で比べる
窓シャッターを後付けする値段は、手動で10万~21万円、電動で19万~35万円が一つの目安です。掃き出し窓の高機能な電動タイプでは、40万円を超えるケースもあります。
費用を左右するのは、手動・電動の違いだけではありません。窓の幅と高さ、後付けか交換か、電源工事、足場、下地補強、既存品の撤去まで含めて、窓シャッターの値段が決まります。
毎日使う掃き出し窓には電動、使用頻度の低い腰高窓には手動という選び方なら、操作性を保ちながら住宅全体の費用を調整できます。
窓断熱研究所では、窓のサイズ、サッシと外壁の状態、取付スペース、電源、足場の必要性を現地で確認し、手動・電動の窓シャッターをご提案します。
商品代、取り付け費、追加工事まで含めた見積もりをご案内するため、「結局いくらかかるのか分からない」という状態を残しません。
工事内容を具体的に検討する際は、窓シャッター・雨戸の施工サービスもあわせてご確認ください。