2026年の電気・ガス料金支援は一度終了した後、7月から期間限定で再開されました。補助終了後の電気代上昇に備え、内窓や窓交換で冷暖房効率を高め、光熱費を抑えやすくする方法を解説します。
2026年の電気代補助金はいつまで続くのか、補助金がなくなった後の電気代が不安ではありませんか。今回の補助金は7~9月使用分が対象ですが、期間限定です。電気代を長く抑えやすくするには、熱が出入りしやすい窓の断熱性能を見直すことも大切です。この記事では、電気代補助金の期限と、内窓・ガラス交換・外窓交換で補助金終了後に備える方法を解説します。
電気代補助金は2026年いつまで?窓リフォームで終了に備える
2026.07.26
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このコラムで分かること
- 2026年の電気代補助金がいつまで続くのか
- 補助金がなくなると家計の負担がどう変わるのか
- 冷暖房の電気代が高くなりやすい住宅と窓の特徴
- 内窓・ガラス交換・外窓交換の選び方
- 窓リフォーム費用に使える補助金の考え方
目次
2026年の電気代補助金は9月使用分まで
2026年夏の電気・ガス料金支援は、7月・8月・9月使用分が対象です。家庭などが契約する低圧電気の値引き単価は、7月と9月が3.5円/kWh、8月が4.5円/kWhです。都市ガスは、7月と9月が14円/㎥、8月が18円/㎥値引きされます。
| 使用月 | 低圧電気 | 都市ガス |
|---|---|---|
| 2026年7月 | 3.5円/kWh | 14円/㎥ |
| 2026年8月 | 4.5円/kWh | 18円/㎥ |
| 2026年9月 | 3.5円/kWh | 14円/㎥ |
国が公表している夏の電気代補助金は9月使用分までです。10月使用分以降も同じ補助金が続くとは決まっていないため、支援の継続を前提に家計を組まない方が安心です。
この補助金は、家庭が国へ申請して現金を受け取る制度ではありません。支援に参加する電力会社やガス会社が、使用量に応じた値引き額を請求から差し引きます。対象契約であれば、一般家庭が直接行う申請や手続きはありません。
9月使用分の値引きが請求書へ反映される時期は、検針日や契約先によって異なります。明細を見るときは、請求月だけでなく、値引きの対象になった使用期間も確認してみてください。
※制度内容と単価は2026年7月26日時点の公式情報を基にしています。
冬の補助金終了後、夏に支援が再開された
2026年は、1月・2月使用分の低圧電気が4.5円/kWh、3月使用分が1.5円/kWh値引きされました。冬の補助金は3月使用分で終了し、4月から6月には同じ料金支援がない期間がありました。その後、7月使用分から夏の電気代補助金が再開されています。
この流れから分かるのは、電気代補助金が恒久的な電気料金の引き下げではないことです。暑さや寒さが厳しい時期に補助金が実施されても、期間や値引き額はその都度変わります。
次の補助金を待つだけでは、住宅が使用する冷暖房エネルギーは減りません。補助金がなくなるたびに電気代を心配するなら、住宅側の省エネ対策も一緒に検討してみてはいかがでしょうか。
電気代補助金がなくなると負担はいくら戻る?
補助金終了後も電気使用量と料金条件が同じなら、これまで値引きされていた金額が負担へ戻ります。電気代補助金の値引き額は、次の式で計算できます。
1か月の電気使用量×値引き単価
| 1か月の使用量 | 7月の値引き | 8月の値引き | 9月の値引き | 3か月合計 |
|---|---|---|---|---|
| 300kWh | 1,050円 | 1,350円 | 1,050円 | 3,450円 |
| 400kWh | 1,400円 | 1,800円 | 1,400円 | 4,600円 |
| 500kWh | 1,750円 | 2,250円 | 1,750円 | 5,750円 |
例えば月400kWh使う家庭では、8月使用分の補助金による値引きは1,800円です。補助金がなくなり、使用量やほかの条件が変わらなければ、その分が電気代へ戻る計算です。
ただし、実際の電気代には基本料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金なども含まれます。補助金終了後の請求総額が、必ず表の金額と同じだけ上がるとは限りません。
大切なのは、電気代補助金が請求額を一時的に下げても、住宅の断熱性能は変わらないという点です。補助金がある期間も、古い窓から熱が出入りする状態は続いています。
電気代が高い住宅は窓の断熱を見直す
冷房や暖房を長時間使っても室温が安定しないなら、エアコンだけでなく窓も見てみてください。窓はガラスとサッシで構成された開口部で、住宅の省エネ性能を考えるうえで重要な箇所です。国の省エネ基準でも、開口部には断熱性能と日射遮蔽性能の基準が設けられています。
ご自宅に、次の症状はないでしょうか。
- 築年数が長く、1枚ガラスと古いアルミサッシの窓が多い
- リビングや寝室に大きな掃き出し窓がある
- 西向きの窓から午後の日差しが入る
- 窓を閉めてもすき間風を感じる
- 冷房を止めると室温がすぐに上がる
- 暖房を付けても窓際や足元が冷える
- ガラスやサッシの結露が多い
- エアコンが設定温度まで長時間運転する
複数当てはまる住宅では、窓からの熱の流入・流出が冷暖房費を押し上げている可能性があります。特に、毎日使うリビングや寝室の大きな窓は、省エネ改修の優先度が高い箇所です。
夏は窓から入る日射と外気の熱を抑え、冬は室内の熱を逃がしにくくする。この両方ができると、エアコンが室温を保つために必要なエネルギーを減らしやすくなります。
カーテンや設定温度だけでは窓の弱点は残る
厚手のカーテン、すだれ、外付けシェードは、費用を抑えて始めやすい節約方法です。西向きの窓では、室外側で太陽光を遮る日よけが室温上昇を抑える助けになります。
ただし、カーテンや日よけは、ガラスやサッシそのものの断熱性能を高める改修ではありません。古いアルミサッシ、1枚ガラス、大きなすき間がある窓では、対策後も熱が出入りします。
エアコンの設定温度を控えめにする方法も電気代の節約になりますが、住宅の断熱性が低いままでは、快適な室温を保つために長時間運転が必要です。高齢者、子ども、ペットがいる部屋では、電気代だけを理由に冷暖房を我慢しすぎないことも重要です。
カーテンや設定温度を調整しても窓際の暑さ・寒さが残るなら、窓リフォームを比較する段階です。
補助金終了後に考えたい3種類の窓リフォーム
窓の断熱リフォームには、内窓設置、ガラス交換、外窓交換があります。どの方法が一番よいかではなく、今の窓とサッシの状態に合う改修を選びます。
| 種類 | 工事内容 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 内窓設置 | 今の窓の室内側に窓を追加 | サッシを残して断熱性を高めたい | 取付スペースと2回の開閉が必要 |
| ガラス交換 | サッシを残して高断熱ガラスへ交換 | 枠や障子の状態が良い | 古いアルミ枠やすき間は残る |
| 外窓交換 | サッシとガラスを新しくする | がたつき・すき間・開閉不良がある | 初期費用は上がりやすい |
今のサッシを活用するなら内窓
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内窓は、既存窓の室内側にもう一つ窓を設置し、窓と窓の間に空気層をつくる方法です。冬の窓際の冷え、夏の外気の影響、冷暖房を止めた後の室温変化が気になる住宅に向いています。
ただし、内開き窓、窓台が狭い箇所、家具やカーテンレールが近い場所では、施工方法の確認が必要です。
内窓による具体的な電気代削減額や性能比較は、関連記事の「内窓による電気代削減の詳しい解説」で確認してください。この記事では、削減額のシミュレーションを繰り返しません。
サッシが健全ならガラス交換
枠や障子に大きながたつきがなく、気密性にも問題が少ない窓は、複層ガラスやLow-E複層ガラスへの交換を検討できます。
一方、ガラスだけを交換しても、古いアルミサッシから伝わる熱、枠のすき間、戸車や鍵の劣化は残ります。ガラス面だけが弱点なのか、窓全体が劣化しているのかを施工前に確認してもらってください。
古いサッシまで直すなら外窓交換

窓を閉めてもがたつく、すき間風が入る、開閉が重い、鍵がかかりにくい住宅では、外窓交換が現実的です。
既存枠を活用するカバー工法なら、壁を大きく壊す工事と比べて、工期や室内への影響を抑えながら施工できるケースがあります。ガラス、サッシ、戸車、鍵をまとめて新しくできるため、断熱だけでなく結露、操作性、防犯性も改善したい方に向いています。
電気代対策はどの窓から始める?
家じゅうの窓を一度にリフォームする必要はありません。予算に限りがある場合は、冷暖房を長く使う部屋と、熱の影響が大きい窓から優先してみてください。
| 気になる症状 | 優先する窓 | 検討しやすい方法 |
|---|---|---|
| 夏の午後に室温が上がる | 西向きの大きな窓 | 内窓、遮熱ガラス、外窓交換、外付け日よけ |
| 冬に窓際と足元が冷える | リビング・寝室の掃き出し窓 | 内窓または高断熱な外窓 |
| 窓を閉めても風を感じる | がたつきやすき間がある窓 | サッシを含む外窓交換 |
| ガラスと枠の結露が多い | 1枚ガラスと古いアルミサッシ | 内窓または外窓交換 |
| マンションで外窓交換が難しい | 管理規約の制限がある窓 | 内窓を中心に管理組合へ確認 |
戸建てでは、窓の方角やサッシ状態ごとに改修方法を変えられます。マンションでは、外窓やガラスが共用部分に当たる場合があるため、管理規約と事前申請の確認が必要です。
普段使わない部屋の小窓より、毎日冷暖房を使うリビングや寝室の窓から施工した方が、快適性と省エネ効果を実感しやすくなります。
窓リフォームによる電気代削減効果は住宅ごとに異なる
窓を断熱リフォームしたときに期待できる電気代の削減効果は、すべての住宅で同じではありません。地域の気候、戸建て・マンションの違い、現在のガラスやサッシ、窓の大きさと方角、エアコンの性能、在宅時間、設定温度などによって変わります。
そのため、「内窓を設置すれば毎月必ず○円安くなる」と一律には言えません。ただし、窓から出入りする熱を減らすことで冷暖房効率が高まり、エアコンの負担や電気使用量を抑えやすくなります。
ご自宅でどの程度の効果を期待できるか知りたい場合は、現在の電気使用量に加え、窓の大きさ、方角、ガラスやサッシの種類、冷暖房の使用状況まで含めて判断する必要があります。内窓による具体的な電気代削減効果や条件別の目安は、関連記事で詳しく紹介しています。
窓リフォームの初期費用には補助金を活用できる
電気代補助金と窓リフォーム補助金は別の制度です。電気代補助金は料金を一定期間値引きし、窓リフォーム補助金は住宅の省エネ改修にかかる初期費用を支援します。
2026年の先進的窓リノベ2026事業では、一定の性能要件を満たすガラス交換、内窓設置、外窓交換などが補助対象です。一般消費者が国へ直接申請するのではなく、登録された窓リノベ事業者が申請手続きと補助金の還元を行います。
この記事では、補助額表、性能区分、対象製品、申請書類まで詳しく説明しません。
窓リフォームに使える助成制度を比較したい方は、「窓リフォーム補助金」の記事をご覧ください。工事別の補助額や申請条件は、「先進的窓リノベ2026の補助額・申請方法」で詳しく確認できます。
補助金があるから工事を決めるのではなく、まずご自宅に必要な窓改修を選び、その工事に適用できる補助金や助成制度があるかを照合してください。
電気代補助金がある今、窓の状態を整理しませんか?
夏の暑さが残る時期は、どの窓から熱が入りやすいかを把握しやすいタイミングです。相談前に、次の情報を整理しておくと、施工方法と予算を絞り込みやすくなります。
- 電気代が高い季節と月ごとの使用量
- 冷暖房を長く使う部屋
- 暑さ・寒さ・結露・すき間風が気になる窓
- 窓の方角とおおよその寸法
- 1枚ガラスか複層ガラスか
- サッシのがたつきや開閉不良
- 戸建てかマンションか
- 利用したい補助金と希望時期
窓断熱研究所では、最初から内窓、ガラス交換、外窓交換のどれかに決め打ちしません。窓と住宅の状態を見て、ガラス交換で足りるのか、内窓が合うのか、サッシごと改修した方がよいのかを整理します。内窓や窓交換の相談、補助金の対象確認、無料現地調査に対応しています。
電気代の明細と窓の写真があると、優先する部屋や施工箇所を具体的に提案しやすくなります。補助金の対象確認も含めて、早めにご相談ください。
電気代補助金と窓に関するよくある質問
2026年の電気代補助金はいつまでですか?
国が現在公表している夏の支援は、2026年9月使用分までです。低圧電気は7月・9月が3.5円/kWh、8月が4.5円/kWh値引きされます。10月使用分以降の同じ補助金は、2026年7月26日時点では公表されていません。
電気代補助金には申請が必要ですか?
一般家庭が国へ直接申請する必要はありません。対象となる電力会社やガス会社が、使用量に応じた値引き額を請求から差し引きます。
補助金がなくなると必ず電気代が上がりますか?
使用量とほかの料金条件が同じなら、値引きがなくなる分は負担が増えます。ただし、燃料費調整額や料金プランも変動するため、請求総額が値引き額と同じだけ上がるとは限りません。
窓リフォームをすれば電気代は必ず下がりますか?
窓の断熱・遮熱性能を高めると、冷暖房負荷を抑えやすくなります。ただし、実際の電気代は地域、窓面積、方角、エアコン、在宅時間などで変わります。
内窓と外窓交換はどちらが向いていますか?
既存サッシが健全で取付スペースがあるなら内窓、すき間風・がたつき・開閉不良がある古い窓なら外窓交換を検討しやすいでしょう。サッシが良好でガラス面だけを改善したい場合は、ガラス交換が合うケースもあります。
電気代補助金と窓リフォーム補助金は両方使えますか?
電気代補助金は料金の値引き、窓リフォーム補助金は断熱改修への支援であり、別の制度です。電気代の値引きを受けながら、条件を満たす窓リフォームに補助金を活用できる可能性があります。
まとめ|期間限定の補助金を窓の省エネ対策につなげる
2026年夏の電気代補助金は、7月・8月・9月使用分が対象です。低圧電気の値引き単価は、7月と9月が3.5円/kWh、8月が4.5円/kWhですが、支援は期間限定です。
電気代補助金は請求額を一時的に下げても、住宅の断熱性能までは変えません。1枚ガラス、古いアルミサッシ、大きな掃き出し窓、西日が強い窓、すき間風がある窓では、冷暖房でつくった快適な室温を保ちにくくなります。
今のサッシを活用できるなら内窓やガラス交換、サッシの劣化まであるなら外窓交換を比較してください。工事費には、先進的窓リノベ2026などの補助金を活用できる可能性があります。
電気代補助金がある今を、次の支援を待つだけの期間にするのではなく、長く続く住宅の省エネ対策を始めるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
2026年10月以降の支援発表を監視し、記事更新が必要になったときだけ通知する設定もできます。設定しますか?