山口県で窓断熱リフォームが広がる動きが、2023~2025事業の確定申請データに表れています。
山口県の申請戸数は2,665戸から3,671戸へ増え、3年間で37.7%増加。
2025事業も前年を100戸上回りました。ただし、戸建住宅の申請は増えた一方、集合住宅は減少しています。
山口の窓断熱リフォームは、どこまで広がるのでしょうか。
山口県では戸建住宅で申請が広がる一方、集合住宅の一括申請は縮小しました。
窓断熱リフォームが広がる実態を、住宅種別と窓・ドア枚数から整理します。
山口で窓断熱を検討する方に向け、窓のリフォームで確認したい点もお知らせします。
山口県で窓断熱リフォームが広がる!3年で38%増
2026.10.28
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このコラムで分かること
- 山口県の窓断熱リフォーム申請が3年間で37.7%増えた実績
- 戸建住宅の申請増と、集合住宅の前年比減少という違い
- 対象となった窓・ドア16,413枚の内訳の読み方
- 全国比較と、下関市で窓を見直すときの確認事項
目次
山口県で窓断熱リフォームの申請が3,671戸に
国の「先進的窓リノベ事業」では、内窓の設置や外窓交換など、一定の断熱性能を満たした窓の改修について申請対象となった住戸数が公表されています。2025事業の確定情報は2026年3月30日時点の資料で確認できるため、今回のお知らせでは2023~2025事業の年間実績を比較します。
| 住宅区分 | 2023事業 | 2024事業 | 2025事業 |
|---|---|---|---|
| 戸建住宅 | 2,441戸 | 3,004戸 | 3,219戸 |
| 集合住宅 | 224戸 | 567戸 | 452戸 |
| 山口県合計 | 2,665戸 | 3,571戸 | 3,671戸 |
山口県の窓断熱リフォームは3年間で1,006戸増加
山口県で窓断熱リフォームの申請が広がる様子は、年度ごとの増減にも表れています。申請戸数は2024事業に906戸増、2025事業に100戸増となりました。2023事業と2025事業の差は1,006戸、増加率は37.7%です。2025事業も前年を上回り、確定申請数では3事業年度連続の増加となっています。
一方、前年比の伸び率は2024事業の34.0%から、2025事業には2.8%へ落ち着きました。「毎年同じ勢いで増えている」というより、窓断熱リフォームの申請が増え続けながら、直近の伸びは緩やかになったと捉えるのが正確です。
なお、申請戸数は県内で行われたすべての窓リフォーム工事を示すものではありません。補助制度を使わない施工は含まれず、対象となる工事や製品の条件も年度によって異なります。
戸建住宅で窓断熱リフォームが広がる|2025事業は3,219戸
山口県の2025事業の申請3,671戸のうち、3,219戸が戸建住宅で、全体の87.7%を占めました。2023事業の2,441戸からは778戸、31.9%増加しています。2025事業も前年より215戸、7.2%増えました。
2025事業は戸建住宅の増加が県全体を支える
2024事業から2025事業への変化を見ると、戸建住宅は215戸増加した一方、集合住宅は115戸減少しています。増減を合わせた結果、県全体では100戸増となりました。この内訳は、山口県で改修申請がどの住宅へ広がるかを理解するうえで重要です。
戸建住宅にはリビングの掃き出し窓、寝室の窓、浴室・脱衣所の小窓などがあります。窓のリフォームでは、冬の冷気や結露、夏の西日、サッシの開閉不良といった悩みに合わせて施工箇所を決めることが大切です。
なお「87.7%」は申請のうち戸建住宅が占める割合であり、山口県の戸建住宅の87.7%が断熱工事を済ませたという意味ではありません。
集合住宅の窓断熱リフォームは3年前の約2倍、直近では減少
窓断熱リフォームの申請が広がる先として、集合住宅の3年間の変化にも注目できます。マンションやアパートなどの集合住宅の申請は、2023事業224戸、2024事業567戸、2025事業452戸でした。2023事業と比べると228戸、101.8%増です。一方、2025事業は前年から115戸、20.3%減となりました。
戸別申請は増加、一括申請は154戸減少
| 集合住宅の申請区分 | 2024事業 | 2025事業 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 戸別申請の対象住戸 | 179戸 | 218戸 | +39戸 |
| 一括申請の対象住戸 | 388戸 | 234戸 | -154戸 |
| 合計 | 567戸 | 452戸 | -115戸 |
集合住宅の申請が減ったのは、戸別申請ではなく一括申請の対象住戸数が減少した影響です。一括申請の「234戸」は工事契約234件ではなく、まとめて申請した対象住戸数を表します。
一括申請の減少理由は、このデータだけではわかりません。集合住宅で窓のリフォームを行うときは、サッシが共用部分に当たるか、管理規約や所有者の承認が必要かなど、建物ごとの条件も確認します。
窓・ドアの申請は16,413枚|住戸数と枚数では違う動き
山口県で窓断熱リフォームの申請が広がる規模を枚数から確認すると、2025事業は16,413枚の窓・ドアが申請対象となりました。2024事業の16,207枚より206枚、1.3%増加しています。
| 事業年度 | 補助対象の窓・ドア数 |
|---|---|
| 2023事業 | 14,292枚 |
| 2024事業 | 16,207枚 |
| 2025事業 | 16,413枚 |
集合住宅は申請戸数が減っても対象枚数が増加
2025事業の対象枚数を住宅区分別に見ると、戸建住宅は15,116枚で前年より12枚減。一方、集合住宅は1,297枚で前年より218枚増となりました。集合住宅では申請住戸数が減少しても、窓・ドアの対象枚数は増加しています。
1戸で複数の窓を工事することがあるため、住戸数と枚数は同じようには動きません。また16,413枚は内窓設置だけの枚数ではなく、外窓交換・ガラス交換・対象となるドア交換を含む合計です。2023事業と後年では対象工事の範囲も異なります。
全国比較|山口県で窓断熱リフォームが広がるペースは?
| 比較項目 | 山口県 | 全国 |
|---|---|---|
| 2023事業の申請戸数 | 2,665戸 | 243,666戸 |
| 2025事業の申請戸数 | 3,671戸 | 364,448戸 |
| 3年間の増加率 | 37.7% | 49.6% |
| 2025事業の前年比 | 2.8% | 12.8% |
山口県の増加率は全国の49.6%を下回りますが、申請戸数そのものは3年前より1,006戸増えています。窓断熱リフォームの申請がどの住宅へ広がるかを比べると、2025事業の戸建住宅の割合は全国80.7%、山口県87.7%で、戸建住宅が中心となって窓断熱リフォームの申請が広がる特徴が確認できます。
ただし、増加率は申請件数の変化であり、既存住宅に二重サッシや複層ガラスが設置されている割合とは別です。補助制度の申請実績だけから住民の断熱意識や増加理由を断定することもできません。
山口県で窓断熱リフォームを考える際のポイント
住まいの窓のリフォームを考える際は、まず寒さ・暑さ・結露が気になる部屋と、窓枠の状態を確認しましょう。既存サッシが正常に使える場合は、LIXIL「インプラス」などの内窓を設置する方法が候補になります。開閉不良やサッシの傷みがある場合は、外窓交換も比較します。
窓断熱の工事は、部屋の使い方や窓の方角、ガラスの仕様によって選び方が異なります。申請数が広がるからといって、すべての住宅で同じリフォームを行う必要はありません。
窓断熱研究所では山口県内の下関市で、内窓・外窓交換・ガラス交換・玄関のリフォーム相談を受け付けています。詳しくは山口県の対応エリアをご覧ください。窓の写真と寸法があれば、無料見積もりから相談できます。
山口県で窓断熱リフォームが広がる一方、住宅別に差も
山口県の申請戸数は2023事業の2,665戸から2025事業の3,671戸へ37.7%増。
2025事業は戸建住宅が215戸増えた一方、集合住宅は115戸減りました。
窓・ドアの申請は16,413枚で、集合住宅の対象枚数は増加しています。
この数字は国の補助事業における確定申請実績です。
窓断熱リフォームが広がる動向を知る手掛かりとして、ご自宅の窓の状態を見直す際にお役立てください。