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コラム詳細

窓リノベ2026の補助額はいくら?内窓・外窓交換・ガラス交換の早見表

コラム

2026.06.13

窓断熱研究所の3つの約束

窓断熱研究所は住まい改善の専門チームです。お客様ごとの状況に合わせて、最適な窓リフォームのご提案を行います。

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執筆者

窓断熱研究所 編集部

窓断熱・結露対策・防音対策など、住まいの改善に関する情報を発信しています。 断熱・結露・防音・補助金など相談の多いテーマを、現地調査と施工で得た知見をもとに分かりやすく整理し、制度や製品仕様の更新時は内容を見直して順次アップデートしています。

窓リノベ2026を使うと、内窓設置・外窓交換・ガラス交換などの窓リフォームで補助金を活用できます。正式には「先進的窓リノベ2026事業」といい、既存住宅の窓やドアを断熱性能の高いものへ改修するリフォームを支援する制度です。ただし、窓リノベ2026の補助額は一律ではありません。工事内容、住宅の種類、窓サイズ、製品の性能グレードによって金額が変わります。この記事では、先進的窓リノベ2026事業の補助額を早見表で整理し、内窓・外窓交換・ガラス交換のどれが費用対効果を出しやすいのかを、窓のプロ目線で解説します。

このコラムで分かること

  • 窓リノベ2026の対象工事と補助上限
  • 窓リノベ2026の内窓設置、外窓交換、ガラス交換の補助額
  • SS・S・Aグレードの違い
  • 戸建住宅と集合住宅で変わる金額
  • 補助金申請で失敗しやすい条件
  • 費用対効果が高い窓リフォームの選び方

目次

窓リノベ2026で最初に確認すべき結論

窓リノベ2026で補助金を使うなら、最初に確認するのは補助額の大きさではなく、自宅の窓に合う工事内容かどうかです。既存の窓が大きく傷んでいない住宅では、内窓設置が費用対効果を出しやすい工事です。サッシの歪み、雨漏り、開閉不良がある住宅では、外窓交換を先に考えます。サッシに問題がなく、ガラス性能だけを上げたい窓では、ガラス交換が候補になります。

窓リノベ2026の金額は、内窓設置・外窓交換・ガラス交換のどれを選ぶか、住宅の種類が戸建住宅か集合住宅か、窓サイズが特大・大・中・小のどれか、製品のグレードがSS・S・Aのどれかで変わります。つまり、補助金を正しく使うには、施工店に「対象製品」「性能証明書」「補助予定額」「申請条件」を窓ごとに出してもらう必要があります。

先進的窓リノベ2026事業とは

先進的窓リノベ2026事業は、既存住宅の窓やドアを断熱性能の高いものへ改修するリフォームを支援する補助金事業です。住宅省エネ2026キャンペーンの一つとして実施され、対象工事はガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換です。窓リノベ2026は、寒さ、結露、冷暖房効率の悪さに悩む住宅で使いやすい制度ですが、予算上限に達すると交付申請の受付は終了します。公式サイトでは、2026年6月5日午前0時時点で、予算に対する補助金申請額の割合は5%と公表されています。

窓リノベ2026の補助額は、工事の種類だけでは決まりません。住宅が戸建住宅か集合住宅か、窓の面積がどのサイズ区分か、製品の性能グレードがSS・S・Aのどれに該当するかで金額が変わります。性能区分とサイズは、対象製品に対してメーカーが発行する性能証明書で確認します。

窓リノベ2026は、一般消費者が自分で申請する制度ではありません。補助金を使うには、窓リノベ事業者として登録された施工店と契約し、補助対象の製品を使い、必要書類をそろえる必要があります。契約前に「登録事業者か」「対象製品か」「性能証明書が出るか」「補助予定額を窓ごとに出せるか」を確認することが重要です。

先進的窓リノベ2026事業の補助額を決める4つの条件

窓リノベ2026の補助額は、主に「工事内容」「住宅の種類」「性能グレード」「窓サイズ」の4つで決まります。内窓設置、外窓交換、ガラス交換では補助額が異なり、戸建住宅か集合住宅かによっても金額が変わります。さらに、SS・S・Aなどのグレード、特大・大・中・小といったサイズ区分も補助額に直結します。

内窓設置は、SSグレードとSグレードが対象です。Aグレードは内窓設置の対象外です。外窓交換やガラス交換では、SS・S・Aの性能区分があります。性能グレードが高いほど補助額は大きくなりますが、その分、製品費用や工事費も上がります。窓リノベ2026では、補助金額だけで判断せず、工事費を差し引いた実質負担額で比較することが大切です。

窓サイズも重要です。内窓や外窓交換では、特大が4.0㎡以上、大が2.8㎡以上4.0㎡未満、中が1.6㎡以上2.8㎡未満、小が0.2㎡以上1.6㎡未満です。ガラス交換では、窓1か所ではなくガラス1枚ごとの面積でサイズ区分を見ます。窓リノベ2026の見積りでは、施工店に「この窓はどのサイズ区分か」まで確認してください。

先進的窓リノベ2026事業では、対象製品・性能グレード・窓サイズ・住宅の種類がそろって初めて補助額が確定します。見積りでは、単なる商品代ではなく、工事費、補助予定額、実質負担額まで並べて比較することが重要です。

窓リノベ2026の補助金で見落としやすい確認項目

窓リノベ2026では、同じ内窓設置でも補助額が変わります。リビングの大きな掃き出し窓と、浴室やトイレの小窓では、窓サイズが違うため金額も変わります。戸建住宅と集合住宅でも補助額が異なるため、マンションの窓リフォームを戸建住宅の早見表だけで判断してはいけません。

また、窓リノベ2026の対象になるのは、登録された対象製品を使った工事です。似たような内窓やガラスでも、対象製品でなければ補助金は使えません。見積りでは、商品名だけでなく、性能グレード、サイズ区分、補助額、申請に必要な書類まで確認します。

補助金を前提にする場合、契約の順番も重要です。工事を先に進めてから補助金の対象外だと分かると、費用計画が崩れます。窓リノベ2026を使うリフォームでは、契約前に「この工事は対象か」「補助予定額はいくらか」「申請は誰が行うか」を確認することが基本です。

窓リノベ2026の工事選び早見表

窓リノベ2026は、補助額の大きさだけで工事を決める制度ではありません。寒さ、結露、防音、暑さ、サッシの劣化など、窓の悩みに合う工事を選ぶことが重要です。

悩み・状態向いている工事判断のポイント
窓際が寒い内窓設置既存サッシに大きな劣化がなければ費用対効果を出しやすい
朝に結露する内窓設置・ガラス交換ガラス全面ならガラス性能、サッシまわりなら窓全体の断熱を見る
外の音が気になる内窓設置気密性、ガラス構成、既存窓との空気層が重要
サッシが歪んでいる外窓交換内窓を足す前に外窓の不具合を直す
ガラスだけ弱いガラス交換サッシに大きな不具合がない窓に向く
玄関ドアも寒いドア交換窓工事と同一契約で対象になるか確認する

窓断熱研究所では、既存窓が問題なく使える家では内窓設置を軸に考えます。外窓に雨漏り、歪み、開閉不良がある家では外窓交換が合います。サッシに大きな不具合がなく、ガラス性能だけを上げたい窓ではガラス交換が候補になります。

窓リノベ2026の内窓設置の補助額早見表

内窓設置は、今ある窓の室内側にもう一枚窓を取り付ける工事です。既存窓との間に空気層ができるため、寒さ、結露、防音、冷暖房効率の改善を狙いやすい工法です。既存サッシに大きな劣化がなければ、外壁を壊さずに断熱性を高められるため、窓リノベ2026の中でも費用対効果を出しやすい工事です。

LIXILのインプラス、YKK APのウチリモ 内窓、三協アルミのプラメイクEⅡなどは、断熱・結露軽減・防音を目的に選ばれる内窓商品です。商品名だけで判断せず、窓サイズ、ガラス仕様、性能グレード、補助額をセットで比較します。

戸建住宅など

窓サイズSSグレードSグレード該当しやすい窓
特大140,000円76,000円大きな掃き出し窓
89,000円52,000円リビングの掃き出し窓
58,000円34,000円寝室・子ども部屋の腰高窓
36,000円22,000円浴室・トイレ・脱衣室の小窓

集合住宅など

窓サイズSSグレードSグレード該当しやすい窓
特大152,000円83,000円バルコニー側の大きな窓
98,000円57,000円リビングの掃き出し窓
64,000円37,000円寝室・洋室の窓
40,000円24,000円浴室・トイレなどの小窓

窓リノベ2026で内窓設置を使うなら、リビングの掃き出し窓、寝室の腰高窓、脱衣室や浴室の小窓を組み合わせると、補助金を活用しやすくなります。小窓1か所だけでは、1申請あたりの合計補助額5万円に届かない場合があります。寒さや結露に悩む住宅では、まず生活時間が長い部屋の内窓から考えるのが合理的です。

窓リノベ2026の外窓交換の補助額早見表

外窓交換は、外窓そのものに不具合がある家で選ぶ工事です。雨漏り、サッシの歪み、開閉不良、鍵の不具合がある場合は、内窓を足す前に外窓交換で不具合を直すべきです。傷んだ外窓を残したままでは、断熱性を上げても長期的な安心につながりません。

外窓交換には、カバー工法とはつり工法があります。カバー工法は、既存の窓枠を残して新しい窓枠をかぶせる工事です。はつり工法は、既存の窓枠を取り外して新しい窓を入れる工事です。はつり工法は外壁や内装に手を入れる範囲が広くなりやすいため、工事費用や工期もあわせて確認してください。

戸建住宅など・カバー工法

窓サイズSSグレードSグレードAグレード
特大239,000円156,000円116,000円
188,000円124,000円88,000円
138,000円92,000円66,000円
89,000円60,000円41,000円

戸建住宅など・はつり工法

窓サイズSSグレードSグレードAグレード
特大194,000円117,000円86,000円
149,000円92,000円63,000円
110,000円68,000円48,000円
69,000円44,000円29,000円

集合住宅など・カバー工法/はつり工法

窓サイズSSグレードSグレードAグレード
特大302,000円202,000円174,000円
229,000円153,000円133,000円
156,000円104,000円92,000円
92,000円62,000円54,000円

外窓交換は補助額が大きくなりやすい一方、工事費も内窓設置より高くなります。既存サッシに大きな不具合がない住宅では、外窓交換より内窓設置の方が費用対効果を出しやすいケースがあります。反対に、外窓が歪んでいる、雨漏りがある、開閉が重い、鍵がかからない場合は、外窓交換で窓そのものを直す判断が必要です。

制度上はドア交換も対象工事に含まれます。ただし、ドア交換だけの工事や、窓工事と別契約になるドア交換は対象外になります。玄関ドアや勝手口ドアも一緒にリフォームする場合は、窓リノベ2026の対象になる契約かを施工店に確認してください。

窓リノベ2026のガラス交換の補助額早見表

ガラス交換は、今あるサッシを残してガラスだけを高性能な製品へ替える工事です。サッシはそのまま使い、ガラス部分の断熱性能を上げたい場合に向いています。ただし、アルミサッシの冷えは残るため、サッシまわりに結露が出ている住宅では、ガラス交換だけでは不足することがあります。

戸建住宅など

ガラスサイズSSグレードSグレードAグレード
特大78,000円53,000円41,000円
52,000円35,000円27,000円
32,000円23,000円18,000円
11,000円7,000円5,000円

集合住宅など

ガラスサイズSSグレードSグレードAグレード
特大86,000円59,000円45,000円
57,000円39,000円30,000円
35,000円25,000円20,000円
12,000円8,000円6,000円

ガラス交換は、窓1か所ではなくガラス1枚ごとに補助額を計算します。引違い窓のようにガラスが2枚ある窓では、枚数ごとの金額になるため、見積り時に必ず確認します。ガラス交換の補助額は窓サイズではなく、交換するガラス1枚ごとのサイズとグレードで決まる点に注意してください。

ガラス交換が向いているのは、サッシに大きな不具合がない窓です。ガラス全面に結露が出ていて、サッシの開閉や鍵に問題がない場合は候補になります。一方、サッシ枠に結露が集中する家や、窓際の寒さが強い家では、内窓設置や外窓交換の方が効果を出しやすくなります。

内窓・外窓交換・ガラス交換を比較する判断基準

窓リノベ2026を使うときは、内窓設置、外窓交換、ガラス交換を補助額だけで比較してはいけません。補助金額が大きい工事でも、工事費が高ければ自己負担額は大きくなります。反対に、補助額が外窓交換より小さくても、内窓設置の方が費用対効果を出しやすい住宅もあります。

内窓設置が向いているのは、既存サッシに大きな不具合がなく、寒さ、結露、防音、冷暖房効率を改善したい住宅です。外窓交換が向いているのは、サッシの歪み、雨漏り、戸車不良、鍵の不具合がある窓です。ガラス交換が向いているのは、サッシの状態が良く、ガラス部分の断熱性能だけを上げたい窓です。

窓断熱研究所では、窓リノベ2026を使う場合でも、補助額の高い工事を自動的にすすめることはありません。先に見るべきなのは、今の窓の状態です。窓が使えるなら内窓設置、窓そのものが傷んでいるなら外窓交換、ガラスだけ弱いならガラス交換という順番で比較すると、失敗しにくくなります。

窓リノベ2026の補助金額の計算例

たとえば、戸建住宅でSグレードの内窓をリビングの大サイズ2か所、寝室の中サイズ2か所に設置する場合、窓リノベ2026の補助額は次のように計算できます。

工事内容補助額数量小計
内窓設置 Sグレード 大52,000円2か所104,000円
内窓設置 Sグレード 中34,000円2か所68,000円
合計  172,000円

このケースでは、補助額の合計は17万2,000円です。ただし、実際の金額は、製品の性能証明書、窓サイズ、住宅の種類、対象製品の登録状況によって確定します。見積りでは、窓ごとの補助予定額まで出してもらうと、自己負担額を判断しやすくなります。

別の例として、戸建住宅でSグレードの外窓交換カバー工法を大サイズ1か所、中サイズ1か所で行う場合、大サイズ12万4,000円、中サイズ9万2,000円となり、補助額の合計は21万6,000円です。外窓交換は補助額が高くなりやすい一方、工事費も上がります。窓リノベ2026では、補助金を差し引いた実質負担額で比較することが欠かせません。

先進的窓リノベ2026事業の申請で失敗しやすい条件

窓リノベ2026で最も多い失敗は、補助額だけを見て契約することです。補助金は、対象製品、登録事業者、工事内容、性能証明書、補助額の条件がそろって初めて使えます。対象外の商品を選んだり、登録のない業者と契約したりすると、補助金を見込んだ費用計画が変わってしまいます。

1申請あたりの補助額が5万円未満の場合は申請できません。複数の窓を工事して、窓リノベ2026とみらいエコ住宅2026事業に分けて申請する場合でも、窓リノベ2026単独で5万円以上が必要です。また、同一開口部に複数の対象製品を設置しても、補助額に算入できるのは1つの製品だけです。

補助対象外になる工事にも注意が必要です。外気に面していない窓やドアの交換、施主支給や材工分離による工事、中古品や展示品を使った工事、省エネ性能が下がる工事などは対象外です。既存の開口部を拡張したり、位置を変えたりする外窓・ドア設置も対象外になります。

契約前に確認すべきことは4つです。登録事業者か、対象製品か、補助予定額が5万円以上か、性能証明書が出るか。この4点を見積り段階で説明できる業者に相談する方が、窓リノベ2026を使った窓リフォームでは安心です。

窓リノベ2026を使うならどの窓から工事するか

窓リノベ2026を活用するなら、生活時間が長い部屋から工事します。リビング、寝室、子ども部屋、在宅ワーク部屋、脱衣室、浴室は優先度が高い場所です。特に大きな掃き出し窓は熱の出入りが大きく、補助額も大きくなりやすいため、最初に見積りへ入れる価値があります。

寒さ対策では、北側の寝室とリビングを優先します。結露対策では、ガラス全面に水滴が出る窓、サッシまわりにカビが出る窓を見ます。防音対策では、道路側、線路側、商業施設に近い部屋から工事します。夏の暑さ対策では、西向きの窓と2階の部屋を優先します。

家中すべての窓を一度に工事する必要はありません。窓リノベ2026の補助額5万円以上を満たしながら、悩みが強い窓を組み合わせることが現実的です。補助金を使う目的は、工事箇所を増やすことではありません。寒さ、結露、騒音、暑さを改善し、暮らしの快適性を上げることです。

まとめ

窓リノベ2026の補助額は、内窓設置、外窓交換、ガラス交換のどれを選ぶかで大きく変わります。内窓設置は、既存窓が大きく傷んでいない住宅に向く費用対効果の高い工事です。外窓交換は、サッシの劣化や雨漏り、開閉不良がある家で優先します。ガラス交換は、サッシに大きな不具合がなく、ガラス性能だけを上げたい窓に合います。

窓リノベ2026では、内窓設置、外窓交換、ガラス交換の工事内容、性能グレード、窓サイズ、住宅の種類によって補助額が変わります。たとえば、内窓設置は戸建住宅などのSSグレード特大で14万円、外窓交換カバー工法はSSグレード特大で23万9,000円、ガラス交換はSSグレード特大で7万8,000円です。実際の金額は、性能証明書と窓サイズで確定します。

窓リノベ2026を使うなら、登録事業者、対象製品、性能証明書、補助予定額を契約前に確認してください。補助額の大きさだけで工事を決めると、住まいの悩みに合わない窓リフォームになることがあります。窓の状態を見て、内窓、外窓交換、ガラス交換を正しく選ぶことが、費用負担を抑えながら快適な住まいを実現する近道です。

先進的窓リノベ2026事業を使うときは、補助金額だけを見て工事を決めてはいけません。内窓設置、外窓交換、ガラス交換は、それぞれ向いている住宅の状態が違います。窓リノベ2026で失敗を防ぐには、対象製品、申請条件、性能証明書、補助予定額を施工店に確認し、自宅の窓に合うリフォームを選ぶことが重要です。