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ペアガラス・複層ガラス・Low-E、違いが一度でわかる選び方

コラム

2026.04.14

窓断熱研究所の3つの約束

窓断熱研究所は住まい改善の専門チームです。お客様ごとの状況に合わせて、最適な窓リフォームのご提案を行います。

窓断熱研究所の3つの約束

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執筆者

窓断熱研究所 編集部

窓断熱・結露対策・防音対策など、住まいの改善に関する情報を発信しています。 断熱・結露・防音・補助金など相談の多いテーマを、現地調査と施工で得た知見をもとに分かりやすく整理し、制度や製品仕様の更新時は内容を見直して順次アップデートしています。

目次

窓の断熱性を高め、冷暖房効率を見直したいと考えたとき、最初に迷いやすいのがガラス選びです。ペアガラス、複層ガラス、Low-Eといった言葉はよく見かけますが、似ているようで役割が少しずつ異なります。ここを曖昧なまま進めると、価格だけで判断してしまい、期待したほど寒さ・暑さ・結露の改善を感じられないことがあります。

窓断熱研究所では、ガラス選びは名称で比べるのではなく、何を改善したいのかを先に整理することが大切だと考えています。この記事では、ペアガラス・複層ガラス・Low-Eの違いを整理しながら、断熱性、結露対策、価格の見方、選び方のポイントまで、住まいに当てはめて判断しやすい形で解説します。

ペアガラス・複層ガラス・Low-Eとは?

窓ガラス3つの用語の違い

まず押さえたいのは、ペアガラスは複層ガラスの一種ということです

窓リフォームのご相談では、「ペアガラスと複層ガラスは別物ですか」と聞かれることがよくあります。実務上は、2枚のガラスの間に中空層を設けたガラスをペアガラス、または複層ガラスと呼ぶことが多く、住宅用の説明ではほぼ同じ意味で使われる場面も少なくありません。

一方で、複層ガラスはより広い呼び方です。2枚以上のガラスを組み合わせ、中空層を設けて断熱性を高めたものを指します。つまり、ペアガラスは複層ガラスの中でも、住宅で広く使われている代表的な仕様と考えると整理しやすくなります。

Low-Eは「別のガラスの種類」というより、性能を高める仕組みです

Low-Eは、ガラス表面に特殊な金属膜をコーティングして、熱の移動を抑えやすくする技術です。住宅の窓で比較するときは、Low-E単体を別ジャンルとして考えるより、一般的な複層ガラスに対して、より断熱性や遮熱性を高めたLow-E複層ガラスとして理解するほうが実態に合っています。

特に窓断熱の検討では、「ペアガラスかLow-Eか」と並べて考えるより、「一般複層ガラスで十分か、Low-E複層ガラスまで必要か」と整理したほうが判断しやすくなります。

用語位置づけ主な特徴
ペアガラス複層ガラスの代表的な呼び方2枚のガラスと中空層で断熱性を高める
複層ガラス複数枚のガラスを組み合わせた広い概念構成によって性能が変わる
Low-E複層ガラスLow-E膜を用いた高性能な複層ガラス断熱性や遮熱性を高めやすい

ペアガラスの基本的な特徴

ペアガラスは、1枚ガラスに比べて断熱性と結露対策の面で大きな差が出やすい、基本性能の高い選択肢です。2枚のガラスの間に設けられた中空層が、室内外の熱の移動を抑えるため、冬の冷気や夏の熱気の影響を受けにくくなります。

窓断熱研究所でも、今も単板ガラスの窓が残っている住宅では、ペアガラス化だけでも体感が変わるケースが少なくありません。特に、窓辺の冷え込みが和らぎやすく、結露の軽減にもつながりやすい点は大きなメリットです。

ただし、ここで注意したいのは、ペアガラスに替えればすべての悩みが一気に解決するわけではないことです。アルミサッシの冷え、すきま風、窓枠の経年劣化が残っている場合は、ガラスだけを高性能化しても改善に限界が出ることがあります。まずは基本性能を上げたい、予算を抑えつつ1枚ガラスから段階的に改善したい、という住まいに向く選択肢です。

複層ガラスの利点と気をつけたい点

複層ガラスの利点は、単板ガラスより断熱性を高めやすく、ガラス構成によって性能を調整しやすいことです。中空層の厚みやガス入り仕様など、組み合わせによって快適性が変わるため、住まいの条件に合わせた選択がしやすくなります。

一方で、複層ガラスという言葉だけでは性能の中身まではわかりません。一般複層ガラスとLow-E複層ガラスでは体感差が出ることもありますし、防音性もガラスの厚みや合わせガラスの有無で変わります。つまり、複層ガラスという名称だけで安心するのではなく、どの仕様なのかまで確認することが大切です。

また、既存サッシに入れ替えられるかどうか、重量や納まりに問題がないかも確認が必要です。窓断熱研究所では、複層ガラスのご相談ではガラス性能だけでなく、既存窓との相性まで見て判断することをおすすめしています。

Low-Eガラスの仕組みと性能

窓選びの基本!Low_Eガラスの使い分け

Low-EガラスのLow-Eは、Low Emissivityの略で、熱の放射を抑える低放射膜を意味します。住宅用では、このLow-Eガラスを使ったLow-E複層ガラスが広く採用されており、一般複層ガラスよりさらに断熱性や遮熱性を高めやすいのが特長です。

冬の寒さ対策と夏の日差し対策では、見るべき仕様が変わります

Low-E複層ガラスは、すべて同じではありません。冬の暖房熱を逃がしにくくしたい窓と、夏の強い日差しを抑えたい窓では、向く仕様が変わります。たとえば、冷え込みや結露が気になる北側の部屋や寝室では断熱寄りの考え方が合いやすく、西日が強いリビングや南西面の大きな窓では遮熱寄りの考え方が有力になります。

そのため、Low-Eと聞いて一律に高性能と考えるのではなく、どの部屋のどの窓に入れるのかまで見て選ぶことが重要です。

防音や防犯は、Low-E膜だけで決まるわけではありません

Low-E複層ガラスは断熱性や遮熱性に強みがありますが、防音性や防犯性は窓全体の構成で決まる部分が大きくなります。音対策を重視するなら、ガラスの厚み違い、合わせガラス、内窓の追加といった考え方が必要です。防犯も同様で、Low-Eであることより、防犯合わせガラスやサッシの仕様のほうが重要になります。

この点を切り分けて考えると、性能選びで迷いにくくなります。

ペアガラス、複層ガラス、Low-Eの違い

ここまでを整理すると、違いは次のように考えるとわかりやすくなります。ペアガラスは複層ガラスの代表的な呼び方で、複層ガラスは構造の概念、Low-Eはその複層ガラスの性能を高める仕組みです。

つまり、比較の軸は「ペアガラスか複層ガラスか」ではなく、「一般複層ガラスで十分か、Low-E複層ガラスが必要か」に寄っていきます。ここを整理しておくと、カタログの言葉に振り回されず、断熱、遮熱、結露、価格のバランスで判断しやすくなります。

比較項目一般的な複層ガラスLow-E複層ガラス
断熱性単板ガラスより高いより高めやすい
遮熱性仕様による遮熱タイプを選びやすい
結露軽減効果が期待できるより改善しやすい傾向
価格比較的抑えやすい一般複層より上がりやすい
向いているケースまずは基本性能を上げたい場合寒さ・暑さ対策を一段強めたい場合

熱性能と断熱性の比較

窓の熱性能を比較するときに、数値だけで単純に優劣を決めるのは注意が必要です。熱貫流率などの性能値は、ガラスの厚み、中空層、ガス入りかどうか、サッシの仕様によって変わるためです。

そのうえで傾向として見ると、1枚ガラスより複層ガラス、一般複層ガラスよりLow-E複層ガラスのほうが、熱の出入りを抑えやすくなります。冬に窓辺が寒い、暖房を入れても足元が冷える、夏に窓際だけ暑いといった悩みがある場合は、Low-E複層ガラスまで検討する価値が高くなります。

ただし、断熱性はガラスだけでは決まりません。サッシが古い、すきまが大きい、窓のサイズが大きいといった条件では、ガラス交換だけより内窓設置や窓交換のほうが効果的なこともあります。窓断熱研究所では、熱性能はガラス単体ではなく、窓全体で見て判断することを基本にしています。

エコへの影響とメリット・デメリット

断熱性の高い窓を選ぶことは、快適性だけでなく冷暖房の負荷を減らすことにもつながります。結果として、光熱費の抑制や省エネに結びつきやすく、住まい全体のエネルギー効率も高めやすくなります。

一般複層ガラスは、単板ガラスからの改善幅が大きく、導入しやすさとのバランスが取りやすい点が魅力です。Low-E複層ガラスは初期費用が上がりやすい一方で、寒さや暑さの影響をより抑えたい住まいでは、長期的な満足度につながりやすくなります。

一方で、どれだけ高性能なガラスを選んでも、換気不足による結露、窓以外からの熱の出入り、壁や天井の断熱不足までは解決できません。過度に期待を持たせず、どこまで改善できるかを住まい全体で考えることが、後悔しない窓リフォームにつながります。

どのガラスを選ぶべきか?

使用目的に応じたガラスの選び方

窓選びで最初に整理したいのは、何を優先して改善したいかです。寒さ対策を優先するなら、一般複層ガラスよりLow-E複層ガラスの断熱性が候補になります。西日や夏の暑さが強い窓では、遮熱タイプのLow-E複層ガラスが検討しやすくなります。結露が気になる場合は、ガラス性能に加えて、サッシや内窓の有無まで含めて見ることが重要です。

防音を優先したい場合は、Low-Eかどうかだけで選ばず、内窓や合わせガラスも視野に入れる必要があります。音の悩みは窓の構成で差が出やすいため、断熱と防音を同時に考えるなら、ガラス単体より窓全体の組み合わせで検討したほうが失敗しにくくなります。

コストパフォーマンスを考慮した選択

価格については、一般複層ガラスのほうが導入しやすく、Low-E複層ガラスは性能が上がるぶん費用も上がりやすい傾向があります。ただし、窓リフォームの費用はガラス代だけでは決まりません。既存サッシをそのまま使えるか、ガラス交換で済むか、内窓設置や窓交換が必要かで大きく変わります。

そのため、価格を比較するときは「1枚いくら」だけで決めるのではなく、その工事でどこまで不快感が改善するかで見たほうが納得しやすくなります。窓断熱研究所では、価格の安さだけでなく、寒さ・暑さ・結露・騒音のどれをどこまで改善したいのかを整理したうえで、費用対効果を判断することをおすすめしています。

まとめ

ペアガラス、複層ガラス、Low-Eの違いは、言葉が似ているぶん分かりにくく感じやすいですが、整理すると考え方はシンプルです。ペアガラスは複層ガラスの代表的な呼び方で、Low-Eはその複層ガラスの性能を高める仕組みです。

大切なのは、名称で選ぶことではなく、住まいのどの悩みを優先して改善したいかを明確にすることです。窓断熱研究所では、寒さ、暑さ、結露、騒音、価格のバランスを見ながら、住まいに合った窓選びを進めることが、納得感のあるリフォームにつながると考えています。ガラス選びで迷ったときは、窓単体ではなく、窓全体の構成まで含めて検討していくことが失敗しにくい選び方です。