台風が近づくたびに、窓ガラスが割れないか、雨風が吹き込まないか、不安になる方は多いと思います。台風対策として、養生テープや段ボールでその場をしのぐ方法もありますが、毎回の備えだけでは不安が残る家もあります。特に飛来物が当たりやすい窓、雨戸やシャッターがない窓、古いサッシやガラスを使っている家では、台風対策をリフォームで強化したほうが安心しやすいです。この記事では、窓の台風対策として有効なリフォーム内容、費用相場、接近前にやっておきたい備えを、窓断熱研究所が住まいに当てはめやすい形で整理します。
窓の台風対策はリフォームで強化|費用相場と接近前の備え
2026.05.10
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このコラムで分かること
- 窓の台風対策で最初に見直したい弱点
- 台風対策として有効な窓リフォームの種類
- 後付けシャッター、雨戸、合わせガラス、窓交換の考え方
- 窓の台風対策にかかる費用相場の見方
- 台風が接近する前にやっておきたい備え
- 窓断熱研究所が考える、後悔しにくい台風対策の進め方
目次
窓の台風対策で最初に考えたいこと
窓の台風対策で大切なのは、単にガラスを守ることだけではありません。台風や強風で飛来物が窓を破壊し、室内に雨風が一気に吹き込むと、ガラスの破片が飛び散るだけでなく、屋根や天井側へ被害が広がることもあります。窓が弱点になると、家全体の被害が大きくなりやすいです。
そのため、窓の台風対策は「割れたときの飛散を抑える」のか、「そもそも飛来物を当てにくくする」のか、「窓ごとリフォームして耐えやすくする」のかで考える必要があります。養生テープやフィルムだけで安心と考えるのではなく、今の窓の弱点がどこにあるかを見分けることが先です。
どんな窓が台風に弱くなりやすいか
台風対策を考えるとき、すべての窓を同じように扱うと対策がぼやけます。とくに注意したいのは、次のような窓です。
ひとつ目は、シャッターや雨戸が付いていない大きな掃き出し窓です。面積が大きいぶん飛来物が当たりやすく、破損したときの影響も大きくなります。ふたつ目は、道路に面した窓や、隣家との距離が近く飛来物が流れてきやすい窓です。三つ目は、古いアルミサッシと単板ガラスの窓です。ガラスの飛散、サッシのたわみ、気密不足による吹き込みなど、複数の弱点が重なりやすくなります。
また、2階の窓も油断できません。YKK APは、飛来物対策として2階の窓へのシャッター設置も有効だと案内しています。1階だけ見直して安心するのではなく、風の通り道になりやすい面や方角まで含めて考えたいです。
台風対策として養生テープやフィルムだけでは足りない理由

台風が近づくと、窓ガラスに養生テープを貼る方法がよく紹介されます。応急的な備えとして無意味ではありませんが、窓の台風対策としては限界があります。YKK APは、ガラスフィルムや養生テープは、窓が割れた際の飛散防止には役立つものの、強風や飛来物で窓が割れること自体の対策にはならないと案内しています。
つまり、テープやフィルムは「割れたあとの被害を少し抑える」ための備えであって、飛来物から窓を守る主役ではありません。毎年台風のたびに不安を感じる家では、リフォームで台風対策を強化したほうが安心しやすいです。
窓の台風対策として有効なリフォーム
窓の台風対策として考えやすいリフォームは、大きく分けると4つあります。シャッター、雨戸、合わせガラス、窓交換です。ここは一覧で見たほうが分かりやすいので、まず整理します。
| リフォーム内容 | 向いている家 | 主な特長 |
|---|---|---|
| 後付けシャッター | まず飛来物対策を優先したい家 | 窓の外側で飛来物を受けやすい |
| 雨戸 | 和風住宅や既存の納まりに合う家 | 台風対策と防犯を両立しやすい |
| 安全合わせガラス | 採光を残しながら強化したい家 | 割れても飛散しにくく穴があきにくい |
| 窓交換・取替窓 | 古い窓をまとめて見直したい家 | 断熱・防音・防犯も一緒に強化しやすい |
ここからは、それぞれの特徴をもう少し具体的に見ていきます。
後付けシャッターは台風対策の基本

窓の台風対策で、まず候補に上がりやすいのが後付けシャッターです。飛来物が窓ガラスへ直接当たる前に外側で受け止めやすいため、台風対策として分かりやすい方法です。YKK APの「台風と窓」でも、窓にシャッターを取り付けることが飛来物対策として紹介されています。LIXILも、シャッターや雨戸で飛来物から窓を守り、ガラスの飛び散りや吹き上がりを防ぐと案内しています。
後付けシャッターの良さは、今ある窓に外窓の上から取り付けやすい点です。LIXILのリフォームシャッターは、既存の窓に外窓の上から取り付けるだけで、防犯や快適性の向上が期待できると案内されています。YKK APも、シャッター・雨戸の取付けは、防犯・視線対策だけでなく台風から生活を守る方法として紹介しています。
雨戸が向く家もある
台風対策というとシャッターの印象が強いですが、雨戸が向く家もあります。和風住宅や、既存の外観との相性を重視したい家では、雨戸のほうが納まりやすいことがあります。普段は戸袋に収納できるため、見た目の好みや地域性で雨戸を選ぶ方もいます。
台風対策としての考え方はシャッターと同じで、飛来物を窓へ直接当てにくくすることです。窓ガラスの割れだけでなく、防犯面でもプラスに働きやすいため、夜間や留守中の安心感も上げたい家と相性が良いです。
安全合わせガラスで飛散と貫通の不安を減らす
シャッターや雨戸を付けにくい窓では、ガラス側の強化が候補になります。LIXILは、防災安全合わせガラスについて、特殊中間膜の効果で、万が一台風や地震で割れてもガラスが飛び散りにくいと案内しています。台風対策としては、割れても破片が飛び散りにくいこと、穴があきにくいことが安心材料になります。
ただし、安全合わせガラスは「外側で飛来物を止める」対策とは考え方が違います。シャッターのように飛来物を受けるのではなく、ガラスが破損した際の危険を抑えやすい方法です。採光は残したいが、割れたときの危険を減らしたい窓に向いています。
古い窓は交換まで考えたほうがよいこともある
台風対策を考えている家の中には、そもそも窓自体が古く、台風だけでなく寒さ・暑さ・結露・防犯も気になっている家があります。この場合、シャッターやガラスだけを追加するより、窓交換まで進めたほうが整理しやすいことがあります。
YKK APのマドリモ 戸建用は、既存窓をカバー工法で樹脂窓やアルミ樹脂複合窓へ交換できる商品として案内されています。LIXILのリプラスも、取替窓として、見た目も性能もグレードアップしやすく、安全合わせガラスを選べば防犯性も上げやすいと紹介されています。台風対策をきっかけに、窓全体の性能まで見直したい家では、こうした窓交換の考え方が合いやすいです。
台風対策にかかる費用相場

費用相場は、工事の前にいちばん知りたい部分だと思います。ここは分かりやすさを優先して、よく比較しやすい目安を整理します。
| 台風対策の方法 | 費用相場の目安 | 補足 |
| 後付け手動シャッター | 約17万〜21万円前後 | 窓サイズや納まりで変動 |
| 後付け電動シャッター | 約28万〜48万円前後 | 電動方式や仕様で差が出やすい |
| YKK AP 手動シャッター | 約17万〜21万円前後 | 標準納まりの参考価格 |
| YKK AP リモコンシャッターGR | 約30万〜36万円前後 | 非常開放機構付きの参考価格 |
| YKK AP リモコンスリットシャッターGR | 約42万〜50万円前後 | スリット採風付きの参考価格 |
LIXILは、シャッターの大まかな価格として、手動シャッター約17万〜20万円、電動シャッター約28万〜48万円を一例として紹介しています。YKK APも、後付けシャッターの参考価格として、手動シャッター約17万〜21万円、リモコンシャッターGR約30万〜36万円、リモコンスリットシャッターGR約42万〜50万円などを案内しています。
ただし、これらはあくまで参考価格です。窓のサイズ、外壁との納まり、2階施工、電源の取り方、地域条件で費用相場は変わります。窓の台風対策では「一番安いもの」を探すより、「その窓に合う工法か」を先に見たほうが失敗しにくいです。
台風が接近する前にやっておきたい備え
リフォームをしたとしても、台風接近前の備えは重要です。窓の台風対策は、設備と日常の準備の両方で考える必要があります。
まず、シャッターや雨戸がある窓は早めに閉めておきます。接近してから外へ出るのは危険なので、強風になる前に確認しておくことが大切です。次に、ベランダや庭の鉢植え、物干し、ゴミ箱、自転車まわりなど、飛来物になりそうな物を片付けます。窓のすぐ近くに置いてある物が、自宅の窓を割る原因になることもあります。
また、窓まわりのカギやクレセントがきちんと掛かるか、シャッターの動きが重くないかも見ておきたいです。いざというときに動かないと、せっかくの台風対策が活かせません。養生テープは、どうしても必要な応急対応として準備するのはよいですが、窓を守る主役ではないことを忘れないでください。
窓断熱研究所が考える、後悔しにくい進め方
窓断熱研究所では、窓の台風対策を考えるときに、いきなり大がかりな工事をすすめるのではなく、まず家のどの窓が弱点かを整理することを大切にしています。道路に面した窓、2階の窓、掃き出し窓、古い窓など、被害の出やすい場所から優先順位をつけると、対策の無駄が減ります。
そのうえで、飛来物対策を優先するなら後付けシャッター、採光を残しつつ飛散リスクを減らすなら安全合わせガラス、窓自体が古いなら窓交換まで含めて考える、というように整理すると分かりやすいです。台風対策だけでなく、断熱や防犯まで一緒に改善したい家では、窓リフォームの満足度が高くなりやすいです。
まとめ
窓の台風対策は、接近前の応急対応だけでなく、リフォームで強化する視点を持つと安心しやすくなります。飛来物から窓を守りたいなら後付けシャッターや雨戸、割れたときの飛散を抑えたいなら安全合わせガラス、古い窓をまとめて見直したいなら窓交換が候補になります。
費用相場は、後付け手動シャッターで17万〜21万円前後、電動シャッターで28万〜48万円前後が一つの目安です。ただし、窓の台風対策は、価格だけで決めるより、その窓に合うかどうかで選ぶことが重要です。毎年の不安を減らしたいなら、今年の台風シーズン前に、どの窓をどう守るかを整理しておくことが後悔しにくい進め方です。



